食堂に入りそびれて、妄想に浸る
用事があって、山形県の鶴岡市に行った。以前は少なくとも年に6〜7回、場合によっては更に多く訪れていた鶴岡市。コロナ禍以降、以前の半分以下しか行くことはない。鶴岡は街が適度に分散していて、それぞれの場所で楽しむことが出来る。そして、それぞれの場所にお気に入りの食堂がある。さて、今回だけど久しぶりに訪れた関係で、この食堂のことをすっかり忘れていた。嗚呼、無念。お気に入りのワンタン入りの中華丼を食べたかった。王道のカツ丼も食べたことがない。ふわふわオムライスと対極の世界観を持つ筈の「普通のオムライス」もいつか食べなきゃと思っていた。惜しいことをした。でも、こういう地場の食堂は、真冬に訪れると更に情感が増すものだ。空いた店内に席を取ると、おばちゃんがダルマストーブをそっと近づくてくれる。真冬は鍋焼きうどんも良い。ダルマ...食堂に入りそびれて、妄想に浸る